ご支援のお礼と義援金の送金完了のご報告

ご支援のお礼と義援金の送金完了のご報告

ご支援・ご協力いただきました皆さまへ

ご挨拶

この度は、皆さまから多大なご支援を賜りましたこと、改めまして心から感謝申し上げます。

先日無事に、1.17無料コンサートの経費を精算し、経費分を差し引いた支援金を、七尾市向田町の仮設住宅にお住まいの方々へお届けすることができました。

返礼品など現在準備中のものもありますが、今回のクラウドファンディングの最大の目標であった、能登半島沖地震の義援金のお渡しが完了したことで大きな区切りを迎えましたので、ここまでの経緯の詳細をご報告させていただきます。

 

長文とはなりますが、皆さまにも、ぜひその感動を共有させていただきたく、最後までお読みいただけますと幸いです。

 

送金についてのご報告

自治会のない避難所への送金は大変な学びの機会に

ご支援先の仮設住宅には自治会がないため、代表の後藤様の個人口座への送金が必要でした。

送金方法について、七尾市と兵庫県の税務署に問い合わせたところ、公的な観点から個人の所得と見なされる可能性があるとの指摘がありました。

そこで、下記のような方法で送金いたしました。

今後、私たちと同様、被災者へ直接的な支援を検討される方や、災害時の対応方法を考える方の参考になれば幸いです。

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【個人口座へ義援金を送金する際の注意事項】

  • クラウドファンディングの趣旨と送金額を記載した文書を作成し、双方で保管する。
  • 領収書等のやり取り、署名は不要。
  • 主催者側が集計をデータで保管する。
  • 送金時の明記欄に「震災支援金」と記載する。

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改めて『自治会』というものの役割や、必要性、また立ち上げが難しい場合も多々あることなどを強く実感するとともに、手続きを誤れば、支援のつもりが一転、ご負担にもなり得ることなど、たくさんの貴重な学びを得ることができました。

尚、今回の義援金は、 ゴミステーションの改善や備品の購入など、仮設住宅の生活向上のために活用される予定です。

クラウドファンディングの振り返り

阪神・淡路大震災から30年を振り返る無料コンサートと能登への募金活動を企画したことがきっかけとなり、多くのご縁とご協力により、今回のクラウドファンディングが実現しました。

すべての過程で心温まる交流があり、そして、絶妙なタイミングで様々なご縁が重なって、今日という日を迎えることができました。

クラウドファンディング導入のきっかけ

長年、限られた予算で被災地の支援活動を続けてきた「Tommy Cocoloプロジェクト」が、初めてクラウドファンディングを活用することになったのには、大きなきっかけがありました。

絶妙なタイミングでの友人からのサポートの申し出

コンサート企画が立ち上がった際、奇しくも、私の友人がクラウドファンディング業の開業準備を始めることになり、この度のコンサートと募金活動の構想を話したところ、とても共感してくれ、『素晴らしい企画なので、不慣れながら全面的にサポートするので、私の初めてのプロジェクトとして携わらせて欲しい』と申し出てくれました。

その友人のサポートのおかげで、私たちは新たな形の募金活動に挑戦でき、その結果、想像もしないほど多くの方々からの、温かいご支援とご協力を賜ることができました。

プロジェクト受付最終日の締め切りギリギリまで、行く末を見守ってくださる方々もいらっしゃり、終始、皆さまの愛に満ちたプロジェクトであったことを実感しました。

改めてそのきっかけを作ってくれた友人や、ご協力いただきました皆さまに、心より感謝申し上げます。

Cocoloで結ばれるご縁の輪

支援先の決定時にも、心温まる繋がりがありました

「Tommy Cocoloプロジェクト」の活動を通じ、昨年末に岩手県の陸前高田市を訪れた際、多くの市民の方々が能登の震災支援に尽力されていることを伺っていました。

当時、クラウドファンディングは企画段階であり、具体的な話はしませんでしたが、「Cocolo プロジェクトで培われたご縁が、能登へと繋がるのでは」と秘かに期するものがありました。

その後、陸前高田市の知人に連絡したことをきっかけに、佐々木拓市長が能登訪問時に支援を求めても得られない市民の声に心を痛めていたことが判明し、私たちの企画と市長の想いが偶然重なったことで、市長に支援の橋渡しをしていただけることになりました。

その巡り合わせと時機の妙に、まさに深い縁を感じずにはおられず、心より感謝しております。

★その当時のお話は下記の記事に詳しく記載しておりますので是非ご一読頂ければ幸いです。https://fandy.online/news/1769/ ‎)

 

被災地の皆さまとの出逢い

支援先として私たちの申し出を受け入れてくださった、七尾市向田町の仮設住宅の方々との出会いや、被災地の現状をお伺いする貴重な機会は、私たちにとって、かけがえのない経験となりました。

行政等の支援が行き届きにくい状況の中、懸命に生活されている方々にこそ必要な支援をお届けできたこと、そして、受け入れくださったことに心から感謝しております。

支援とは、喜びや安心と同時に、遠慮等、様々な感情が生まれるものだと感じています。

Cocoloプロジェクトでは、私たち自身の被災経験を活かし、被災地の皆さまの立場や気持ちに寄り添いながらご縁を育むことで、気兼ねなく支援を受け入れていただけるような関係作りをこれからも目指してまいります。

 

最後に

振り返れば、この度の企画の立ち上げから、陸前高田市の方々、市長のご協力へと繋がった一連の出来事は、まるでリーダーTommyが作曲した「奇跡の散歩道」を彷彿とさせるものでした。

この曲には「人生は奇跡の連続の散歩道のようだ」という意味が込められており、正にその曲のような奇跡の連続を歩いてきたように感じ、深い感動を覚えています。

★「奇跡の散歩道」は是非こちらをお聴きください♪

 

 

最後に改めまして、皆さまの温かいご支援に、心より感謝申し上げます。

 

Tommy ⭐︎ PiaNica SOUL メンバー 伍島